LIMITLESS 超加速学習―人生を変える「学び方」の授業

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この本の著者ジム・クウィック氏は、外傷性脳障害のために学習障害があり、学校の授業を受けるのがとても困難でした。クラスメートからはいじめられ、教師からも「脳が壊れた少年」などと呼ばれたこともありました。

 

クウィック氏は「努力しないと学べない」という思い込みを持ち、勉強からどんどんと遠ざかっていきす。最終的に「もっと頭を使って、頭脳を向上させる必要がある」と気づくまで、この状態が続きました。

 

彼は、集中力・記憶力・情報保持力を高めるために、あらゆる種類の頭脳強化法を試し始めました。それが功を奏して、最終的には天才的な学習能力を持つようになったのです。

 

彼のように、私たちも何らかの思い込みによって自分の可能性を最大限に発揮できていないのかも知れません。しかし、クウィック氏の著書『LIMITLESS 超加速学習』では、これらの障壁を打ち破り、自分の脳を活性化させる有効なテクニックが紹介されています。

 

この本でポイントとなるのは以下の3点です:

①音楽、香り、ポモドーロ・テクニックを使って効率的に勉強する。

②ビジュアライゼーションで集中力と記憶力を瞬時に高める。

③人より多くの本を読み、より成功者に近づいていく。

 

 

 

音楽、香り、ポモドーロ・テクニックを活用し勉強中の集中力を高める

この本の原題「Limitless」は、ブラッドリー・クーパー主演の映画のタイトルでもあります。主人公は、自分の頭脳を最大限に発揮できる薬を見つけます。「NZT-48」と呼ばれるこの薬は、彼を売れない作家から、アメリカ大統領になる可能性のある大富豪へと押し上げていきます。

 

この薬は、もちろん映画の話ですが、脳力を高めるために今すぐできることは実際にあります。

 

まずは音楽。多くの研究によると、適切な音楽を聴けば学習速度が上がり、気分も良くなると言われています。人によってはクラシックかも知れませんし、ジャズかも知れません。この本の著者は1分間に50~80拍のバロック音楽を提案しています。

 

香りもまた、脳力を有効に活性化してくれます。勉強するときと試験のときに同じエッセンシャルオイルを手首につけてみると、勉強したことをよりよく思い出せるという効果があります。

 

また、この本で紹介されている脳力ハックの中でも特におすすめなのが「ポモドーロ・テクニック」です。これは、「25分+5分」を繰り返していくというもので、25分間のタイマーをセットしその間は気が散らないように作業しますが、タイマーが鳴ったら5分間の休憩を取ります。勉強が終わるまで、必要に応じて何度でも繰り返していきましょう。

 

ビジュアライゼーションで集中力と記憶力を瞬時に高めよう

科学者たちは最近「神経可塑性」(neuroplasticity)、いわば脳の神経を時間をかけて変化させるという能力を発見しました。ひどく退屈なことのように聞こえるかもしれませんが、これは脳のあらゆる部分を自分の思い通りに変えられるというエキサイティングな意味にもなるのです。

 

例えば、集中力。もし好きなことに好きなだけ集中できたら、私たちの人生はどう変わるでしょうか?一見夢のような話ですが、ビジュアライゼーションの手法を使えば、それが実現できます。

 

例えば、集中したいと思うものが何であれ、まずは頭の中で描く光の球に集中するようにしてみてください。もし注意が散漫になったら、すぐに光の球に集中力を戻します。これを繰り返していると、集中力は高まって来ます。

 

記憶力もまた、トレーニングとビジュアライゼーションによって向上させることができます。例えば、ある単語を覚えたいとしましょう。そのためには言葉をつなげたストーリーを作り、そのストーリーとともに覚えた単語を思い出すようにします。

 

また、「ロキ・テクニック」という暗記法もあります。これは、よく知っている場所や部屋を取り上げ、その場所にある物に覚えようとしているものをそれぞれくっつけていきます。そして、頭の中でその部屋の中を歩きながら各ポイントを覚えていくという方法です。

 

読書が得意になり、回数をこなせば成功に近づける

ソーシャルメディアでの時間が増えるともに、私たちが読書にあてる時間が減ってきています。一方で、読書をする人は成功する可能性が高いことが科学的に証明されています。仕事の給料も高く、チャンスにも恵まれるようになるのです。

 

読書は、集中力と記憶力を高め、精神的機能の多くを活性化してくれます。しかし、読書が苦手な人は読書を楽しむことができません。それは、ほとんどの人が10歳ごろまでに読書の上達法を学んでいないからです。

 

まずは、時間を作って読書をすることから始めましょう。また、書かれている言葉を頭の中で発音する「サブボーカライズ」はやめましょう。これでは話すのと同じ速さでしか読めないからです。

 

その代わりに、ページをめくるときに数を数えるというやり方は、読みながら頭の中を整理してくれる方法です。最初は難しいかもしれませんが、練習すれば必ず上達します。そして、まもなく読書の効果を実感することができるでしょう。

 

LIMITLESS 超加速学習?人生を変える「学び方」の授業