ずっとやりたかったことを、やりなさい。

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この本の著者ジュリア・キャメロンは、アマゾンが登場して誰でも自費出版ができるようになるはるか前に、この本を自費出版しました。どの出版社も出版を断ったからです。 しかし次々と評判を呼び、1992年に現在のペンギン・グループから再出版されました。

 

この本は、おそらく芸術家たちに向けて書かれた最初の自己啓発書のひとつだろうと言われています。しかし芸術家に限らず、何かしらアイデアを求めている人たちであれば、誰にとっても役立つ要素がたくさんあると思います。

 

ここでは、私のとくに印象に残った3つのポイントを紹介します。

①「モーニングページ」を書いて、自分の創造性を自由に発揮する。

②行き詰まりを感じたら、他の人が求めているものをヒントにする。

③自分のことを、アイデアの成長を見守る庭師だと考える。

 

 

 

モーニングページを書いて創造性を自由に発揮させる

クリエイティビティ(創造性)は単に才能のある人たちの頭から自然と出てくるものだと誤解されがちですが、実は他のスキルと同様に練習して上達させることができます。

 

アーティストやミュージシャン、作家たちは、年がら年中寝転がってインスピレーションが湧くのを待っているわけではありません。彼らはただ、自分の創造性を磨くために毎日、少しずつ、努力し続けています。

 

当然、創造性の発揮度合いには波がありますが、それは人生に波があるのと同じで、練習を積んで時間が経てば経つほど創造的な成果は増していきます。

 

もし、これから想像力を鍛える練習をしたいのであれば、この本で紹介されている「モーニングページ」を毎朝書くのがいいでしょう。朝一番にノートに向かって考えを巡らせ、頭に浮かんだことをただ書き留めます。1ページか2ページでいいので、大きなものではなく、小さなものから始めましょう。

 

これは瞑想のようなもので、自分の創造性を障害なく発揮するための方法です。これを1週間続けてみると、何かしら自分の創造性に変化が起きてくるはずです。

 

他の人にヒントを与えてもらう

たとえば、文章を書くことはとても大変な作業です。どんな人でも白紙のページから書き始めるのは難しいことで、世界的なライターたちですらこれには苦労しています。

 

こんな時には「話すように書け」というセス・ゴーディンの役立つアドバイスもありますが、この『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』にも素晴らしいアドバイスがあります。

 

それは「他の人にヒントを与えてもらう」というものです。

 

友人や家族に相談したり、読者・観客に聞いたりしてみましょう。私に何を書いてほしいか?どんな音楽を聴きたいか?どんな題材を描けばいいか? そして、それをそのまま受け入れます。それをあえて発展させようとせず、その通りにしてみるのです。

 

何をやればいいかわからないときにあえて他人の注文に応えるということは、ある種の特別な解放感をもたらしてくれます。

 

すでに存在しているアイデアを大切にして成長を見守る

ミケランジェロは「ダビデを作ったのではない。ダビデを見つけたのだ」と言いました。 彼はただアイデアを見つけて、それを実現するために自分はひたすら石の塊を彫ったのだと言っているのです。

 

これは単なる謙遜ではなく、ある種の考え方として重要です。自分がアイデアを生み出す存在であると考えるのではなく、自分はアイデアがたまたま流れてくる器であると考えるのです。

 

庭の手入れをする庭師が木を作るわけではありません。庭師は種を植えて、いつか花が咲いて大きな美しい木になることを願って手入れをするのです。 アイデアも同じです。種を見つけ、世話をし、成長を助け、何が起こるかを見守る。

 

決してコントロールしようとするのではなく、あえて庭師としてその目の前のアイデアが成長するのを楽しむようにしてみましょう。

 

ずっとやりたかったことを、やりなさい。