サブスクリプション――「顧客の成功」が収益を生む新時代のビジネスモデル

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インターネットが普及しスマホが日常品になった現代は、産業革命以来の大きな変革の時代だと言われています。

 

産業革命以降はモノがどんどんと発展していきましたが、現代はビジネスの在り方が発展している時代です。

 

その多くが「サブスクリプション」によって顧客を囲い込むという方法をとっています。 つまり、サブスクというものの在り方を知ることは、ビジネスマンでも個人でも必要不可欠と言えるでしょう。

 

この本からはそんなサブスクリプションについて以下のポイントを学ぶことができました。

 

 

 

 

この本から学んだポイント

ビジネスを成功させるためには、顧客にフォーカスしたサブスクによるビジネスを構築しなくてはならない。

商品の改良という形でイノベーションを考えるのは過去のものとなり、現在は顧客のニーズに基づいてサービスを適応していくことが必要。

その実現のためには「PADRE」方式ですすめていく。

 

顧客にフォーカスしたサブスクリプションによるビジネス

優れた商品を開発することがビジネスの秘訣だと考えるのはもう今の時代には当てはまらない。 その代わりに顧客にサービスへのアクセスを提供する「サブスク」が必要になる。

たとえばCDを所有するためには格納しておく場所に手間とお金がかかるが、サブスクリプションであればいつでも好きな曲を好きな時に好きな場所で聞くことができる。 ユーザーが求めているのはこうした便利なサービスであって、CDを所有することではなくなった。

 

新商品ではなくサブスク

かつては革新的な商品を開発することがビジネス成功の秘訣であると考えられてきた。 調査研究から始まり、商品開発、デザイン、そして製造へとプロセスを経てつくられていく。 そしていったん市場にリリースされた商品については、購入者がそれを使用し、ユーザーがその商品の価値を決めていくことになる。

しかしサブスクではその逆のプロセスをたどる。 まずはユーザーの求めているものが何であるのかが決まる。それをいったんリリースするが、そのリアクション次第で何度も変更・調整を与えていくことになる。

 

PADRE方式

「PADRE方式」とは「Pipeline」「Acquire」「Deploy」「Run」「Expand」の頭文字をとったもの。

Pipelineマーケティングによってユーザーに自社を認識してもらい、需要を作っていく。

Acquire:ユーザーがサブスクリプションを開始するまでのプロセスを最適化していく。

Deploy:ユーザーにできるだけ早く、手間をかけずにサービスを利用してもらえるような仕組みを構築する。

Run:サービスを継続させるための日常業務を行う。

Expand:サービスの成長と機能のプロセスを変革していくことで、加入者を維持していく。

 

また「PPM」もビジネスを成功させるためには欠かせない。

People(人材):ユーザーに満足してもらえるよう、優秀な人材を確保する。

Product(製品):常にユーザーのニーズを満たすように、製品を改善していく。

Money(お金):リソースを効果的かつ効率的に配分する。

 

みんながサブスクビジネスの一部である時代

サブスクという言葉が流行ってからしばらくたちますが、この本を読むまでこのビジネス形態がそれほど大きな影響を及ぼすとは思っていませんでした。 自分自身も顧客としてこのサブスクの社会に取り込まれて、その恩恵を受けている一方、自分の仕事もこのサブスクという発想がないと今後生き残っていけないだろうという覚悟を新たにしました。

これは私だけでなく、おそらく世の中のほとんどの人たちがサブスクのユーザーである一方、その形態のビジネスに携わるという時代なのだと思います。

 

サブスクリプション??「顧客の成功」が収益を生む新時代のビジネスモデル